リハビリテーション科
医師の指示のもとに痛みの緩和やQOL(生活の質)の向上を目指した理学療法を提供しております。
理学療法には大きく分け機器を用いた物理療法と運動を行う運動療法があります。
物理療法は主に循環の改善や痛みの軽減を。運動療法は運動という手段を用いて関節可動域の拡大及び機能の改善、筋力増強、筋持久力の強化、運動協調性の改善、心肺機能などの維持増強を図ります。
運動療法
運動療法では理学療法士(男性3名、女性1名在籍)が個別に治療にあたります。
- 首・肩・腰・膝の痛み
- 歩くときふらつく
- 痛くて体がうまく動かせない
- 身体の不自由により日常生活が困難
様々な症状でお悩みの方に対し、患者様と理学療法士が1対1で治療を行います。
訓練内容
日常生活に必要な起き上がりや歩行、階段昇降などの基本動作から更衣や入浴などの日常生活活動、さらには掃除や調理などの家事動作、スポーツも含めた趣味活動に対して積極的にアプローチ致します。
各種体操
膝の痛みを楽にする体操、腰痛体操、五十肩、肩こり体操、スポーツ復帰へ向けたリハビリなど。
筋力増強訓練
患者様の状態に合わせて重りやゴムチューブ・ボールなどを使った訓練から理学療法士が抵抗を加えた筋力トレーニングを幅広く指導します。
バランス訓練
高齢者にみられやすい「ふらつき」「転倒」「体力の衰え」などの転倒予防に必要なバランス能力を高めます。スポーツ復帰に向けて関節の不安定さを改善するために行います。
歩行訓練
安定性の拡大、歩容の改善、筋力維持、身体機能の維持・向上の他に患者様の楽しみや生きがいにもつながると考えています。
活動性の向上により、夜間の睡眠にも効果があります。
杖や歩行器を購入する際のアドバイスや、長さの調節も行います。
関節機能向上訓練
関節の動きの改善や維持を目的として行うものです。
初めはリハビリスタッフ(理学療法士)が患者様の症状に合わせてストレッチやマッサージを加えながら、上肢や下肢を動かすことにより、関節の動きを改善させていきます。また、ご自宅でできる訓練も指導させて頂きます。
手術後のリハビリテーション
手術後の状態に合わせて、術後の禁忌肢位や自宅での注意点、生活指導も含め必要なリハビリテーションを行います。
他院での手術後のリハビリテーションも行います。
日常生活動作指導
安心して自宅で生活を送ることができるよう家屋の構造なども確認しながらアドバイスや訓練を行います。
また、ご希望される入院患者様に対して、担当リハビリスタッフ(理学療法士)が退院前に自宅訪問を行い、より安心して生活が送れるようにご自宅の構造などを確認させて頂き、環境づくりのアドバイスを行います。
患者様ひとりひとりに対して思いやりのあるリハビリを。
☆予約制ではありませんので、診療時間内にお越しください。
岡崎整形外科医院の理学療法士は日本理学療法士協会の会員です。
物理療法
物理療法ではリハビリ治療機器を使用し、温熱・寒冷・電気刺激を加えることで、血液循環の改善、筋の緊張(こり)や痛みの緩和・軽減を行います。
膝や肩などの関節痛や腰痛などの軽減や運動しやすくすることを目的とします。
SSP・鍼を使わない鍼治療
神経や筋肉を電気刺激し、運動をしやすくしたり、痛みの発生物質を排泄します。
頚椎牽引装置
頚椎を引っ張ることにより血流の改善や頚椎の間を広げることで、ストレッチ効果やマッサージ効果があります。肩こり、むちうち、手のしびれなどに効果があります。
腰椎牽引装置
腰椎を引っ張ることにより血流の改善や腰椎の間を広げることで、ストレッチ効果やマッサージ効果があります。腰痛や下肢のしびれなどに効果があります。
マイクロサーミー
磁気効果・振動・温熱治療を同時に行い、深い患部に働きかけ、コリをほぐしたり、炎症を抑え、痛みを緩和します。また、非接触で衣服の上からでも治療が可能です。
ウォーターベッド
水圧流を利用したマッサージ。噴射ノズルが頚部から足元まで移動するので全身のマッサージが可能です。そのためリラクゼーション効果も高くなります。
レーザー
低出力のレーザーを照射すると、関節痛など慢性の痛みを緩和することができます。温熱効果により、痛みを和らげたり、血流を良くして筋肉をほぐす効果があります。
神経痛、打撲、捻挫、腰痛などさまざまな疾患に適応されます。
水治療
通常38~42℃のお湯の中で患部を動かす治療です。
関節の動きの改善、血行を良くする、疲労回復などの効果があります。
ホットパック
患部に当てると組織の温度が上昇し、血管が拡張され血行を良くします。
同時に筋の緊張(こり)が低下し、痛みを和らげます。